2013/07/18

睡眠:Sleep

中世近世ヨーロッパでは夜の睡眠は分割睡眠していたようです。
冬は昼が短く夜が長いので、真夜中頃に1時間程度起きて、
再び眠りについて朝まで、の2分割だったようです。
それぞれ第1睡眠、第2睡眠などというそうです。
その眠りと眠りの間の起きてた時間、
その間何してたか?と言うと、各々自由に使ってたようです。
ダラダラしてたり、ナニしてたりとかw

日本については、はっきり判りませんが、
中世頃の冬は同様に2分割睡眠だったんではないかな?
昔は基本的に、暗くなったら寝る、
明るくなったら起きる、そして冬の夜は長く寒いですから。

ちなみに、夜の長さ(日の入り~日の出)は、
冬至の東京で14時間、パリ・ロンドンだと15~16時間。
対して夏至の東京で9.5時間、パリ・ロンドンで7~8時間。
夏と冬で夜の長さは日本で1.5倍、
ヨーロッパだと2倍もの差があるようです。


2013/07/16

金貨の大きさ:Gold coins size

ヨーロッパの金貨って意外に小さいんです。

この辺が有名どころかな?ていう金貨をウィキったりして調べて、
足りない分を計算して、わかった範囲のデータをだすと、
ソリドゥス金貨(中世前期) 約4.5g 直径約20mm 厚さ0.74mm
ドゥカット金貨(中世後期) 約3.5g  直径約20mm 厚さ0.58mm
フローリン金貨(中世後期)約3.5g 直径約20mm  厚さ0.58mm
ソブリン金貨 (近代)    約7.988g直径約22mm  厚さ1.09mm

ここで現代の日本の硬貨のデータがこれ。
1円硬貨        1.0g  直径 20mm   厚さ1.5mm
5円硬貨        3.75g   直径 22mm   厚さ1.5mm
10円硬貨       4.5g  直径 23.5mm 厚さ1.5mm
500円硬貨      7.0g  直径 26.5mm 厚さ1.8mm
旧10万円金貨 20g   直径 30mm   厚さ1.5mm
・・・と比較すると、
なんとなく大きさが見えてくると思います。

中世の頃の金貨は、直径は1円玉と同じ位で
厚みは金貨2枚重ねても1円玉の厚さに満たない。
重さは5円玉・10円玉と同じぐらいかな。

個人的には金貨って、
500円玉ぐらいの大きさ(直径も厚さも)は
あるのかな?って思ってた。
なんというか肉厚な印象が強いんだよねw


2013/07/06

デリック:derrick

エリザベス朝時代(16~17世紀頃)の
絞首刑執行人トマス・デリックが由来。
3000人もの罪人が彼によって絞首台に上らされたため、
その名はその職業の別称となり、
果ては絞首台すらもその別称で呼ばれるようになったそうです。
さらに、船の積荷を降ろすクレーンが
その絞首台に似ていたことにより、
デリック・クレーンと呼ばれるようになり、
今日までその名が残っているそうです。

壮大な連想ゲームですなぁw
そうして後世に名が残って、うらやま・・・しくないわw


2013/07/03

ガーゴイル:gargoyle

ヨーロッパの建物の屋根にある雨樋(あまどい)の排出口として
機能する石像のこと。
元々は水と豊穣を司る異教の精霊・神様?だったらしい。
それが時代が下るにつれ、キリスト教が広まるにつれ、
変異していき、怪物のような石像ガーゴイルとなったようです。

中世の頃に建てられた教会・寺院・大聖堂など、
ゴシック様式の建物の屋根に
悪霊退散の魔除けとしてよく飾られているとのこと。

ちなみに、お城にはガーゴイルを飾らないという話を聞いたので、
調べてみたが、石像がある城は存在するみたいです。
ただ、教会や大聖堂のガーゴイルってのはすぐ出てくるけど、
お城のガーゴイルってのはあまり聞かないのは確か。
教会にはよく飾られているが、お城にはあまり飾らないのかな?
だとしたら、理由はなんだろ?
凝っても戦争ですぐ壊されるから?
てな感じで、これ以上は詳しく無いのでなんともw

2013/06/26

免罪符と贖宥状:Indulgence

それでは、当ブログ最初のお題はこれ。

十字軍が跋扈していた中世の頃、
カトリックの教会が発行していた「罪が免除される証明書」。
代償はお金w

・・・と、それが「免罪符」というものの個人的な認識でしたが、
どうやら”罪を免除する”という意味合いのものではなく、
実際は”罪の償いを軽減・免除する”というものだそうです。

そういう誤解が多かったからかどうか知らないですが、
「免罪符」って誤訳じゃない?という話になり、
それに代わってでてきた新訳が「贖宥状」ということらしい。

つまり、カトリックの教会が発行していたのは、
「罪の”償い”を軽減・免除する証明書」になるみたい。
罪自体が完全に消えるというものでないようですね。
まあ、その代償はお金・財産ですがw

個人的には免罪符に較べて、
贖宥状って字面だと、いまいちピンってこないね。
読みも「しょくゆうじょう」ってすぐに読めないですしw
つい最近まで知らなかったですしw